心療内科には行くべき?2年通った自分が料金や選び方まで教えます
今、何か悩みを抱えていたり落ち込んでいたりするそこのあなた。
もしかして「自分は『うつ』なんじゃないか」と心配になってませんか?
「でも心療内科って怖いし・・・」
分かります、その気持ち。変な薬を渡されて抜け出せなくなりそうですよね。
ということで今回は、心療内科に二年通った自分の経験談も交えながら、通院にかかる料金などを紹介しつつ心療内科の実態をお話しさせていただきます!
自分が心療内科に通うことになった経緯
まず初めに、自分は「気分が落ち込んでいるから」という理由で心療内科に行ったわけではありません。きっかけは違うところにあります。
まぁ一言で言うと、「頑張りすぎて身体を壊した」んですよね。
当時どうしてもやらなければいけないことがあり、それに一日の時間を殆ど費やしていました。
しかし、プレッシャーは日に日に増大。責任感を強く感じるようになりました。
そんな時、急に心臓のあたりがチクリと痛くなったんです。
それから、喉が痒くなったり、下痢が止まらなかったりしました。
その他にも全身に何かしらの異常症状が表れたのですが、要するに・・・
身体が悲鳴を上げてしまったんです。気持ちに反発して。
別に何か落ち込んでいたわけではありません。何ならやる気MAXの状態。
でも、胸が痛い。息も苦しい。そんな状況で、普通に生活が送れるはずもないです。
とにかく症状の改善を目指して内科に行きました。CT検査や脳のMRIも取ったかな。
しかし、異状なし。どこの病院に行っても、異常なし。
途方に暮れました。歩く足取りが重い。
もうこの時点でうっすら気付いてました。
「あれ、もしかしてこれって『うつ病』?」
そして症状が表れて一か月後、私は最終手段として心療内科に行ったわけです。
貰った薬をとりあえず飲んで、経過観察。
ただ、症状が消えるまでには相当の時間がかかりました。だからこその「2年」です。
ここで言いたいのは、症状が出てから「すぐ」心療内科に行くことはちょっと違うということです。
自分は結局心療内科に行き着きましたが、意外と他の科で病名がはっきりすることも少なくありません。
心療内科というのは、消去法で行く場所です。自分はそう思います。
料金の相場
何個か心療内科を転々とした自分の考えでは、初診の相場が大体3~4000円ぐらい。
再診の場合は割と安いです。1500~2000円ぐらいでしょうか。
ただ病院自体の人気や地域によってその価格は変動すると思いますので、きちんと病院のHPを確認したり電話で連絡を取ったりしましょう。
安いと言えど、3週間~1か月に1回必ず行くので、一年単位で考えると馬鹿にはできない費用です。
薬の費用も先ほどの診療代にプラスで掛かることを加味して、未成年の方は特に親御さんと話し合いましょう。
正しい心療内科を選ぶポイント
心療内科に行くことを既に決めた方は、どこにしようか悩んでいるかもしれません。
各病院の口コミも様々な意見があって、混乱している方も多いでしょう。
そこで、2年通った自分の経験から「ここは特に気を付けて」というポイントを3つ選びました。ぜひ予約する際は参考にしてください。
1.受付の対応
電話受付でも直接会って受付してもらう時もそうなのですが、受付の方の対応には要注意です。
丁寧にこちらの話を聞いてくれる方もいれば、「面倒だなぁ」という感じが声や態度にモロ出ている方もいます。
勿論他の科でもそうなのですが、特に心療内科の場合こちらは心に病を背負っている状態ですから、煩雑な受け答えはその病院に絶対の不信感を抱いてしまう原因になりますよね。まさに悪循環です。
受付の対応は病院の人事管理の行き届きを示してくれる指標でもあると思うので、お気を付けください。
2.診療時間の長さ
心療内科専門のクリニック等はそこまででもないですが、おまけ程度に心療内科を併設している小さな病院はおススメしません。
何より、長い時間をかけて話を親身に聞いてくれることが少ないんです。
恐らく専門分野は他にあるのでしょう。慣れてくると、薬の詳細も言わず、診療時間1分ぐらいで終わらせる医者もいます。忙しいのは重々承知ですが。
心の病を抱えた方は、自分の身の上話を丁寧に聞いてもらうだけで症状が和らぐことも多々あります。きちんと真面目に向き合ってくれる医者を探しましょう。
3.こちらの提案に対し融通が利くかどうか
心療内科に通ってもすぐに症状が改善する方は稀です。
そうなってくると、ネットで自分の症状について検索したり、それに見合った薬が何なのか調べたりしますよね。早く治したいので。
そこで、今飲んでいる薬を変えたいと思う時が絶対に来ます。
そんな時、心療内科の医者に「こんな薬を出してほしい」とまずは自分の口から提案しましょう。
勿論、医者からとってみれば自分の処方を否定されているわけです。
医学的観点から見てプロが出している薬を変えたいというのは、聊かわがままかもしれません。
でも、ネットの情報だってその道の熟達者が公開しているものです。
数か月同じ薬を飲み続けて効果がなければ、薬を変えてみるのも一手だと思います。
ただ、こちらの提案を快く思わない医者もいます。
それで済むならいいのですが、強く主張しても薬の変更を了承してくれない場合があるんです。これは辛い。
そうやって症状が治らないまま毎日苦しい日々を送るぐらいなら、担当医を変えてもらいましょう。
2年間通って分かったこと
さて、心療内科の実態を話してまいりましたが、これはほんの一例です。
自分は2年で取り敢えず済みましたが、心の病で何十年も苦しんでる方は沢山います。
色んな方のアドバイスを聞きながら、心療内科に行くべきかどうか決めましょう。
自分が2年間心療内科に通った上で言いたいのは、「早く治したいという気持ちが前のめりになってはいけない」ということです。
心の病を治すというのはそれなりの覚悟が必要です。長期戦になります。
焦る気持ちも分かりますが、まずはゆっくり自分と向き合う時間を大切にしてください。
以上、自分が伝えたいことでした。
今回も読んでいただきありがとうございました。
これからも日々の生活で役立つ情報を更新していきますのでぜひチェックしてください。
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