【ナナチ可愛い】メイドインアビス、もっと早く観ればよかった【映画行けない】
コロナウイルスの影響で在宅を余儀なくされている今。
ふと、観ていなかったアニメをアマプラで観ようと思い、レビュー評価の高かった「メイドインアビス」を選択。
ハマりました。
よくよく調べてみると、劇場版が1月から公開されていたそうで。
まだ上映自体はしているのですが、このご時世。なかなか映画館に行く勇気が出ません。
大人しく、劇場版のブルーレイが出たら買おうと思います。
言わんとするところは、それぐらいハマってしまったということです。
正直な話、ここ数年のアニメはあまり好みのものがないなぁと悩んでいたのですが、そんなことありませんね。
「メイドインアビス」はダイヤの原石でした。本当に面白かったんです。
ということで、鑑賞したばかりのアニメ「メイドインアビス」に登場するメインキャラ三人を紹介しつつ、まだ観ていない人に向けて魅力を伝えます!
あらすじ
これは何から話せばいいのか・・・というほど、世界観が壮大です。
画像の通り、広大な地にポッカリ穴が開いているでしょう。
それが「アビス」です。
はるか昔、冒険家たちがアビスに眠る謎を求めてこの島に集い、今のような居住区が形成されたとのこと。
アビスの中には、他の地に生息していない奇妙な生物や、誰も見たことのないお宝が未だ多く存在しており、階級ごとに分けられた探窟家たちは今もアビスの奥深くまでロマンを探求しているわけです。
しかし、今「階級に分けられている」といった通り、アビスは非常に危険な場所のため素人が簡単に入れる場所ではありません。
アビスには深さにより階層が存在し、深くなればなるほど「上昇負荷」といって、上に上がる度身体に異常が表れます。それを「アビスの呪い」と呼ぶのですが、深い場所では「人間性の喪失」など異常度が増すことになっています。
ただ、本作1番の謎は「アビスの底」。
底がある事実すら、未だ明白ではないのです。
ただ、主人公・リコの母・ライザが残したとされる紙には「奈落の底で待つ」とのメッセージが。
リコは母親に会い、アビスの真相に辿り着くため、アビスの底に行くことを決めたのでした。
と、ここまでがざっくりとした世界観とあらすじです。
本作は所謂「穴潜りファンタジー」という新しいジャンルなわけですが、この設定は上手いなぁと思いました。
というのも、底の設定は不鮮明なので、どこまででもリコたちの冒険は描けるわけです。
逆に、作者の裁量でリコをアビスの底に突然辿り着かせることだって可能です。
つまりは、作者が描きたいものをどんどん描き足せる設定なので、世界観は無限大に広げられるんですよね。
伏線も勿論練られているんですが、アビスの深くに進めば進むほど新しい展開が待っているので、毎度目新しさがあってそこが面白いです。
メインキャラ
リコ CV. 富田美憂
母・ライザに会うためアビスへ潜る果敢な主人公。
身体はとてもじゃないですが貧弱。
後述するキャラに助けられる場面が多いので、リコ自身が派手な戦闘アクションを起こすことはありません。
しかし、本作におけるリコの役割は重大です。
そもそも母のライザは伝説級の冒険家で、アビスの深層に挑みながら、数々の功績を残した人物。
その娘ですから、勿論色々ワケありなわけで。
そこはぜひ本編をご覧ください。
リコは孤児院で暮らしていたのですが、性格は破天荒。
ただしそれは序盤だけで、アビス突入時からは情に溢れた知識家、というイメージが強いですね。
料理もそこそこに上手いですし。
何よりアビスに対する探究心の塊なので、アビスのことは基本何でも知ってます。
そういった点でも、冒険には欠かせない人物であると言えるでしょう。
レグ CV.伊瀬茉莉也
第1話、アビスの遺物を探索していたリコが獣に襲われ命の危機に瀕していた時に、リコを救ったヒーローです。
ただ、リコがレグのもとへ向かうとレグは倒れていて意識がありませんでした。
しかも肌や身体の構成が人間のものではないことが発覚。
目が覚めてからは、腕が40メートル伸びることも確認されました。
ただこのレグ、自分の名前すら憶えていない、つまり記憶喪失の状態でした。
レグという名前はリコが付けたものなんですね。
レグは自分が何者なのか真実を知るため、リコに同行します。
機械仕掛けの能力を生かして、アビス内部では大活躍。幾度となくリコを救います。
何より、手に備わった「火葬砲」という火炎放射機能が非常に強力で、ド派手なアクションシーンにぴったりです。
性格としては結構素直で、純粋無垢。
リコも最初はレグのことを「ロボット」と頻繁に呼んでいましたが、途中からは完全に人として接していましたね。
思いやりのあるキャラ、かつどこからやってきたのかも分からない本作の鍵を握る人物として、これからの更なる活躍に期待です。
ナナチ CV. 井澤詩織
アニメでは割と終盤に登場、危険に晒されていたリコとレグの命を救った恩人です。
見た目はマスコットのぬいぐるみみたいですが、これにもきちんとした理由が。
その理由はナナチの過去にあるのですが、まず言っておかなければならないことは「ナナチも人間」ということ。
他の獣とは違い、普通に人間の言葉を喋ります。
ナナチの過去については壮絶な内容です。今に至るまでの複雑な経緯は恐らく劇場版の方で語られているのでしょう。
登場時は「可愛いけど不気味な奴」という印象でしたが、今の姿になった理由やアニメラストのあのシーンを見てからは「ナナチ最高」になってます。
料理はお世辞にも上手とは言えないのですが、毒や薬に関する知識は人一倍。
アビスに関して所持している情報量もリコやレグとは一線を画しているイメージです。
このナナチも、リコとレグの冒険に仲間入りすることになるのですが、そこでアニメは一旦終了しています。
だからこそ、映画館に足を運びたいのですが・・・コロナウイルスの猛威には抗えませんでした。
メインキャラ3人の中では、個人的に1番好きです。可愛い。
ここが他のアニメとは違う!メイドインアビスの魅力
①キャッチ―な絵柄とは相反するグロテスクさ
今まで貼った画像でも分かる通り、基本的に本作の登場人物はちびキャラのような見た目をしています。
あの絵柄ならアビスの中でのんびり日常ライフを送ってもらっても違和感ないのですが、リコたちはどんどん先へ進みます。
ただあらすじ部分で述べた通り、深くに行けば行くほど「アビスの呪い」は強くなるので、作中で普通にキャラが嘔吐します。
あと血が流れるシーンも非常に多いです。
そもそも、アマプラでタイトルを見た時にR15指定されていたので、「おや」という感じだったんですが、まさかここまでグロいとは。
ただそれが世界観にマッチしているので、絵柄とのギャップも含め、目を引く素晴らしいものになっているなと感じます。
②ファンタジーなのにリアル
ここまで紹介してきた内容こそファンタジーそのものなのですが、本作の空気感はどこか「リアルさ」を帯びているんですよね。
天真爛漫なリコが一転、危険な場面ではシリアスな表情を見せたり。
一見チートに見えるレグもアビスの前では苦戦し、時には涙を流したり。
そういった、アビスという「完全弱肉強食世界」に沿って忠実に再現された、「人間の苦悩」が物凄くリアルに描かれているんです。
先述した本編ラストのシーンでは、そんな「苦しみもがく人間模様」が顕著に表れていると感じました。
ファンタジーと言えど、そこって非常に大切な部分だと思います。
キャラがポンポンステージを進むようでは、RPGゲームと何ら変わらなくなってしまいますからね。
本当に観てほしい!
さて、ここまで紹介してきたTVアニメ「メイドインアビス」。
魅力は存分に伝わったでしょうか。
自分はあまりにトリコにされたので、原作の単行本購入も視野に入れています。
まだまだ知らない面白いアニメがあるんだなと、本作のおかげで実感しました。
2017年ベストアニメは今まで「月がきれい」だったのですが、正直甲乙つけがたいほどに面白かったです。
映画を観れないのは残念ですが、これからもメイドインアビスを応援していきたいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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