【神アニメ】ラブライバーは一体どこで分岐したのか【ラブライブ!】
2010年よりメディアミックスが展開、2013年にはアニメ化もされ大ヒットした『ラブライブ!』。
劇場版公開時には一番の盛り上がりを見せ、興行収入は30億ほどを記録。深夜アニメの映画としては異例の数字でした。
思い返してみると、あの頃の『ラブライブ!』はどこか宗教じみた人気があったように感じます。
かく言う自分も、2015年頃は大分お熱で、いわゆる「ラブライバー」だったわけですが。
ある時期を皮切りに、ほぼその界隈から退いてしまったんです。
ただそれは特別なことでも何でもなく、同時期に「ラブライバー」を引退した知り合いはごまんと生まれました。俗に言う「難民」というやつ。
あの頃応援していたファンたちは一体どのタイミングで消えたのか、またその行方は。
今回はそこにフォーカスを当てて、ここ数年の動向を考えてみました。
そもそも何であそこまで盛り上がったのか
正直、2012年まではそこまで知名度もありませんでした。
火が付いたきっかけは確実に2013年のアニメ化。
その後2014年の2期放送時までに、ファンは倍増しました。
ストーリー上でのμ's(ラブライブ!におけるアイドルユニット)は見事スクールアイドルの全国大会で優勝し、有終の美を飾ります。
2期のブルーレイ第1巻は10万本以上の売り上げを記録し、言うまでもなくオタク界隈では社会現象となっていたことでしょう。
思うに、アニメ上で彼女らが成し遂げたシンデレラストーリーと、現実での『ラブライブ!』の人気の急上昇ぶりが重なって、更なる相乗効果を生んだのではないでしょうか。
キャッチコピー「みんなで叶える物語」を、リアルでもアニメでも実現したわけです。
ファン一人一人がコンテンツを盛り上げる形が、見事に体現されていたわけですね。
更に翌年、超大作の劇場版が公開。人気はピークに達しました。
では尚更なぜ、多くのラブライバーが引退したのか。
理由をじっくり考えていきたいと思います。
分岐点を考察する
・いきなり発表されたμ'sファイナルライブ
人気絶頂の勢いそのままに発表された、ファイナルライブ東京ドーム公演。
唐突すぎて当時のラブライバーは驚いたと同時に「もう終わりなの?」と不可思議に思ったことでしょう。
そして2016年4月1日、μ'sは『ラブライブ!』という一大コンテンツから本当に姿を消してしてしまいました。
勿論、解散したわけではありません。その後もちょくちょくイベントには出てきます。
ただ、露出度は大きく減りました。今までいつも隣にいたμ'sが、突然遠くに行ってしまう感覚でした。
そう。あまりにも急すぎたのです。一連の出来事が全部突然で、「いつの間にか終わっていた」感が拭えませんでした。
後で考えてみると、そこには運営側の作為が見え隠れしていたように感じます。
・『サンシャイン』の早すぎるプロジェクト展開
初代ラブライブ!がまだまだ盛り上がっていた2015年、突如として後続プロジェクトが発表されました。
それが『ラブライブ!サンシャイン‼』です。
ファンは勿論混乱しました。劇場版、面白かった~感動した~と余韻に浸る暇もなく、ファイナルライブ、サンシャインの発表。
μ'sメンバーの年齢や体調的にも世代交代を行いたかったんでしょう。それは無論構いません。
でも早すぎる。
サンシャインのアニメはμ'sがファイナルライブを終えた、たった三か月後でした。
気持ちはまだμ'sのもとにあるのに、いきなり新しいものを渡されても困ります。
サンシャインのアニメは勿論チェックしましたが、まだ時期的にμ'sへの熱い思いを引きずっていたわけですから、複雑な面持ちでTVと睨めっこしていた記憶があります。
また、サンシャインの方では二次元よりも三次元の方に力が入ってる感が否めず、純粋にアニメを楽しみたいのに声優さんの顔がちらついて仕方がありませんでした。
以上の二点から、「みんなで叶える物語」を作ってきたラブライバーにとって、運営側に振り回された2016年が、やはりラブライバーにとって分岐点だったと思います。
ここで脱落したファンは非常に多かったです。皆自然と『ラブライブ!』に関する話題を口にしなくなっていました。呆れたんでしょうね、色々と。
消えたラブライバーの行方
①一度消えたが舞い戻ってきた
稀ですが、います。何より2020年1月「ラブライブフェス」が行われた影響で、再びコンテンツに興味を持った方が多いようですね。
戻ってきた方はぜひ、オールナイトニッポンゴールドを聴いてください。自分もラブライバーを一度は引退した身ですが、これがきっかけでまた曲を聴いています。
あと、先日7年ぶりにμ'sのPV付きシングルが発売されました。自分も買いましたが、なかなかにエモいです。
リリイベの応募チケットも付いているので、ぜひご購入ください。
②他のアイドルコンテンツにハマった
個人的にはこのパターンが一番多いと思います。
主に「バンドリ」ですね。特にゲームが幅広い層に受けて、いわゆる「バンドリーマー」が増えたのもちょうど先ほど述べた2016年頃だったと思います。
自分はキャラが可愛いなと感心する程度で、全く知りません。
「バンドリのここがいいよ!」というポイントがあれば、ぜひ布教してください。
また、「アイドルマスター」シリーズに移行した人も一定数いる感じがします。
あっちはあっちで息の長いコンテンツですね。市場規模も毎年拡大している模様。
③オタク自体を引退した
そもそもの話、『ラブライブ!』からアニメを観始めた人って少なくありません。
ですから、μ'sが表舞台から姿を消したとなればファンも消えるのは当然のこと。
あの頃大学生だった人なんかは今、社会人としてバリバリに働いているでしょう。
このように、様々な派閥に結局は分かれたということですね。
逆に言えば、それほど沢山の人が応援していたということです。
勿論、現在進行形のプロジェクトを応援する人も多くいますしね。
今回も読んでいただきありがとうございました。
これからもアニメや漫画に関する記事をじゃんじゃん上げていくのでよろしくお願いします。
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